アンティグアに滞在中、一度だけお腹を壊したことがあります。
その時にまず行ったのはLaboratorio(ラボラトリオ)という便や血液を検査してくれるところでした。
一回の検査でQ30、日本円で約570円(Q1=19円)掛かり、必要に応じて血液や便の検査をしてくれます。
僕は比較的胃腸が弱い体質で日本で生活しているときからよく腹を壊していました。
海外に行くと必ず初日に腹を壊し、慣れてくると辛い物の食べ過ぎで腹を壊します。
今回の旅もアンティグアに入って初日に腹を壊しました。
その時は検査に行くまでもなく緊張と長時間移動の疲れからくるものだとわかっていたので少し安静にしていたらすぐに治りました。
しかし、一ヵ月が経ちアンティグアの生活にも慣れ、食事も危険なものは食べていないつもりでしたが、なぜか急に腹を下し下痢が止まらなくなりました。
またこの時もすぐに治るだろうと思い、その日は普通に学校に行くことにしました。
しかし授業中何度も便意を催し、その度トイレに駆け込む事に。
これでは授業にならないと思い先生に早引きしたいと伝えると、一度ラボラトリオに行ってみなさいと勧められました。
グアテマラのラボラトリオとはドクターに診てもらう前の検査をしてくれる機関らしく、ケースにもよりますが体調が悪いと思ったらまずはそこに行くことが多いようです。
しかし、僕はそんな大袈裟なことまでしなくていいと思い、大丈夫だと伝えました。
以前カンボジアに滞在した際、もっと激しい嘔吐と下痢、それに高熱に見舞われ国際病院に行った経験があるので、それに比べれば下痢ぐらいで検査をしてもらうまでもないと思ったからです。
しかし、先生は念のため行ってみなさいとしつこく勧めてきます。
僕がその時一番気がかりだったのはお金の問題で、そういった機関に行くと保険が適用されるのかも分からないし、されたとしても僕が当てにしている楽天カードの海外旅行保険はキャッシュレスに対応していないので、一度手持ちのお金で払い日本に帰国後精算するという流れなので旅の最中、手持ちのお金が減るのは避けたいところです。
僕は先生にその検査はいくら掛かるのかと聴きました。
すると先生は安いわよ、50ケツァールぐらいじゃない。というのです。
僕は頭の中で日本円に換算しました。
なんだ、千円ぐらいか、今後のためにも試しに行ってみてもいい値段だなと思いました。
場所がわからないからその場所まで連れて行ってほしい。と伝えました。
すぐさま授業を切り上げ学校近くのラボラトリオに二人で向かいました。
ラボラトリオではまず症状を伝えます。
僕の場合は朝から下痢が続いていて今も症状があることを伝えました。
それから検便のための便をカップに採ります。
そのカップが透明だということも気になりましたが、もっと気になったのはそれがショットグラスほどのサイズで、この容器で下痢を採取するのは難しいだろうということです。
それでも懸念していた事態には陥らず、きれいにカップの中に納まってくれました。
意外といけるもんだな。と感心したほどです。
それから便を提出し、Q30の代金を支払い、あとは自分のメールアドレス(What’s Appの番号でも可)を伝え2,3時間後に来る結果報告を待つのみです。
僕の場合は特に問題がなかったので一日安静にしていれば治りましたが、もしアメーバやサルモネラ菌などの症状が見られれば送られてくる検査結果に記載されているはずなので、抗生剤を町の薬局で買って自力で治すという流れだそうです。
ちなみに日本と違い抗生剤は医師の診断書なしでも薬局で買えるらしいです。
これで今後グアテマラで腹を壊しても安心です。
先生やホームステイ先のパパが言っていたことですが、一見、衛生状態の悪い店には入らない方がいいということを言っていました。
これは地元の人でも気を付けていることだそうです。
ただ、グアテマラの水や食べ物が特別衛生状態が悪いと感じたことはありません。
今回の僕もなぜ腹を壊したのか原因はわかりません。もしかすると、僕のいつもの日本でも起こる体調の変化に過ぎなかったのかもしれません。
特にアンティグアは観光客の多い街です。レストランでは衛生面はかなり気を使っているとのことです。
グラスに入れられる氷もちゃんと飲料水を使っています。
観光に訪れた際は安心して飲食を楽しめる環境は整っています。
ご安心を。
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